すぱじろうジャパン株式会社

INTERVIEW人について

調理人の矜持とマネジメントの間で
すぱじろうの味とブランド価値を模索

すぱじろうエリアマネージャー

店でしか作れない「家で作れない味」にこだわる

すぱじろうジャパン株式会社
すぱじろうにはアルバイトで5年ほど働き、一度他の飲食業に入社したのですが、すぐに戻ってきました。新店のオープンや人手の足りない店舗にヘルプで入ったりしていましたが、調理や店舗オペレーション、また、マネジメントについて触れる機会も多かったので、社員になれば仕事の幅も広がると思い、正社員になりました。その後は、様々な店舗で調理を担当しながら、料理の動画マニュアルを作ったり、食材調達の打ち合わせに同席したり、いろんな経験をさせてもらいました。

その中ですぱじろうの魅力は、「手に届きそうで届かない味」にあると感じています。スパゲッティはシンプルな料理ながら、同じ食材・レシピでも家で作ったものとはやっぱり違う。盛り付けや接客も含めて”その味”をどの店でもしっかり再現する必要があります。今後店舗を増やそうという中で、そこは譲れない価値といえるでしょう。そのためにメニューはどうするのか、食材調達をどう考えるか、盛り付けや調理の技術はどう習得させるのか、現場とマネジメントの間で行き来しながら模索を続けています。

多様性・主体性を重んじるマネジメントを意識

すぱじろうジャパン株式会社
現在は、食材調達や月ごとのおすすめメニューの開発など、調理に関する仕事に携わりながら、商業施設内店舗、路面店舗、フードコートと、業態や客層、メニューも全て異なる4店舗をマネージャーとして任されています。来店数の多い商業施設はお客様の快適性と効率性の両立、フードコートはアルバイトメインの運営、路面店は店舗の負担軽減など、それぞれ課題も異なり、考えるべきことは本当に多いですが、店長だけでなくいろんな人の話を聞いて、小さな困りごともすぐに改善することを大切にしています。

また、誰かに仕事を委ねるときも、本人の意見を尊重し、見るべきポイントのヒントを与え、主体的に動いてもらえるように意識しています。近年、飲食業で人材の流動化が進み、自分がアルバイトだった頃と比べてもキャリアや年齢、価値観が多様化しています。それぞれを尊重しながら同じ目標に向かって進むためには、マネジメントも変化が必要と実感しており、フレンドリーかつ丁寧なコミュニケーションを心がけるようにしています。

しっかり休んで考え、新しい飲食業を創っていく

すぱじろうジャパン株式会社
料理人として料理の味や盛り付けにこだわりながら、そこまでのこだわりを持たない人達を含めたチームをまとめ、すぱじろうとしての価値を提供していくというのはなかなか難しいことだと感じています。でも、それだけにやりがいもあり、これまで以上に学びつつ、挑戦していきたいと考えています。

社員になり、コロナ禍を経て感じるのが、がむしゃらに取り組むだけでは解決しない課題に向き合っていくためには、考える時間、休息する時間も大切だということです。新会社になって制度や待遇などが変わり、定休日以外に日休を取ることが推奨されるようになりましたが、仕事のパフォーマンスがかなり上がりました。休むといいアイデアも浮かぶし、思いっきり頑張れる。また同時に自分がいない時間が増えることで、必然的に他のメンバーが自分で考え、成長するという好循環も生まれています。今では休みを取るのも仕事の一つと感じるようになり、働き方も以前と変わったと感じています。会社として過渡期にあり、チャレンジしやすい環境なので、試行錯誤を楽しめる人と一緒に楽しみながら、新しいすぱじろうを創っていきたいですね。